本日は東京QOLカウンセラーカレッジ オンラインde中級特別講座。
『S-Ⅱ-②不登校とは』後半の講座をオンラインZoomにて。
ということで
日本における不登校にいたる理由は本当に様々。
人には言えない、言いたくない何かしらの事情があるのかもしれない。
発達障害傾向が実はあるのかもしれない。
家庭の経済的事情や家族間のパワーバランスによる2次障害かもしれない。
親からのちょっとした期待の苦しさの蓄積でエネルギーダウンの状態なのかもしれないし、
理由なんて本人にも判らないのかもしれない。
言語化出来ない何かしらの想いがあるかもしれないし、
特にこれといった理由もない複合的な物なのかもしれない。
支援する側の周囲の大人側が「この理由にちがいない」と決めつけないこと。
あ~かもしれない、こうかもしれない、これとこれとこれが合わさっての、その人なりの理由があるだろうといった豊かな想像力と多くの実際の事例ヒアリング等が必要なんだろうな、と感じています。
まずは話したくなる関係づくりが全ての出発点。
家庭が安心安全な場でない状況の人もいるという事実に目を背けることなく、
誰にとっても、3rd place的な語り合える安心安全な場がありますように。
以下、 令和元年10月25日付の元文科初第698号より
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1 不登校児童生徒への支援に対する基本的な考え方
(1)支援の視点
不登校児童生徒への支援は,「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく,児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて,社会的に自立することを目指す必要があること。また,児童生徒によっては,不登校の時期が休養や自分を見つめ直す等の積極的な意味を持つことがある一方で,学業の遅れや進路選択上の不利益や社会的自立へのリスクが存在することに留意すること。
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自立のタイミング、いわゆる成長スピードや外へ出るタイミングはひとそれぞれ。
一律である必要もなく、それらは不自然な事。
自分でそのタイミングを待ち、自分の意志で選べることがとても大切だと思います。
みんなと同じ順番でなくてもいい。順番を逆にしてもいい。
『命より大切なものはない。命を守るためにあえて学校に行かない。』
その選択を出来るようになった時代。
学校に行かなくても子ども達は多くの事を学んでいる。
何もしていないわけではない。
「学校に行く」より、何か大切な事を考え、吸収し、学んでいる時間ともいえましょう。
すべての経験がその子の、その人の、将来の大きな大きな糧になる。
誰もにエネルギーチャージ期間が必要なように。
尚、とある勉強会でドイツでは「不登校」という概念はないらしい?といったお話をチラッと聴き、調べていたところ
東洋経済オンラインの面白い記事を見付けましたのでシェアします。
https://toyokeizai.net/articles/-/302387
特に印象に残った箇所は
『ドイツの場合、成人年齢は18歳で、「子が18歳になるまでの我慢」と親と子の双方が思っています。これだけを聞くとなんだか冷たいようですが、それだけ「子どもの自立」が重要視されている』という箇所と
『夫婦(またはカップル)の仲がよければ、子どもが自立した後は「パートナーと2人の時間を過ごしたい」と考えるのが一般的だから』だそうです。
結局は子どもからも憧れられるような自分の人生をしっかりと謳歌しているオトナが身近にいる事、そして、いくつになっても恋愛を楽しめる夫婦関係や恋人関係があること。
これに尽きるのだろうなぁ…とも思いました。
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講座後のフリートーク(グループカウンセリング・ふらっとぐるーぷ)では
本日の講座のご感想を掘り下げながら、皆さんの中で生じる様々なお話を自由に。
参加者さんのどんな感情をもあるがままにしっかりと受け止めていきたいと思っております。
ということで
目に見えない内面の豊かさが大切な時代。
そのためには心を震わせながら人と交流しながら学べる時間・場所・仲間を。
皆さま、いつもありがとうございます♪
本カレッジは、カウンセラーを目指す方もそうでない方にも開かれた場でありたいと思っております。ぜひ、ご自身のために!
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