2024/11/8(金)
東京QOLカウンセラーカレッジ主催
本日は 【毎月第2金曜】
『カウンセラーの見方を養う講座』
受講対象者は
当カレッジ認定心理カウンセラーまたは心理カウンセラーや相談業務経験者など当団体が受講を認めさせていただきました方限定とさせていただいております。
本日も カウンセラーに求められる人間性やカウンセラーとしての物の見方の幅を広げるため
我々の推薦書籍でもあり、
受講者さんからもリクエストいただきました書籍
『ライフ・レッスン』 (角川文庫) 文庫
エリザベス・キューブラー・ロス (著), デヴィッド・ケスラー (著)
を講座内にて使用して。
各自、事前に第5章「力のレッスン」をお読みいただき、
ご自身の心が動いた箇所を皆さまとシェア。
皆さんが心理的な安心安全を感じ、自由に語ってくださったり、
わからない箇所は、ここはどういうことでしょうか?と率直にわからないものはわからない、と表現してくださること、
新たな挑戦に挑んでくださったファシリテーターを支えるように
メンバーの発言ひとつ1つにしっかりと受容共感を示す聴く力を発揮してくださる方もいらっしゃり、本当に学びの深い時間となりました🥰
「感謝の数だけ幸せになれる」
「感謝の力は素晴らしい」
確かにその通り、と思う反面・・・
どこかで、いやいや・・・
感謝できない心の状態や状況の方に出逢うことが多いカウンセラーとしては、
少々、んんーーー
あらゆることに感謝できることはとても素晴らしい状態で、理想的な状態だな、と思いますが
感謝出来ない状況状態の時に、急に『まずは、小さなことに感謝しましょう』と言われても、しっくりこない人や余計に傷つく方もいらっしゃるだろうなぁ、と、異なる方面から捉えている自分がいました。
関係性が成熟した場での自己一致は大切と考えていますので勇気を出して
感謝の力を伝えるのは
「あー感謝もできないでこんなにウジウジ悩んでいたり、ネガティブな思考になってしまう私・・・本当にダメな私・・・」と、余計に辛くなったり、悲しくなったりするのではないかな、、、と感じました、と、いう異なる意見もあえて織り混ぜながら。
皆が皆、同じ意見や同じ感性では場の活性化、グループダイナミックスは生じないのでは?と思うので、ファシリテーターやサブアシスタント等が、時に活性化役を。
カウンセラーは感謝できる心の状態が理想的な状態である、と知っていることは大切。
しかし、クライエントさんがカウンセリングを受けに来る時には、色々なことに感謝できない心の状態の時にいらっしゃる。
では、我々は、感謝できる心の状態にない方をどう支援していくのか?
その理想的な『感謝』ができる状態に至る前に必要なプロセスがあるのでは?と思うと
やはり、まずは内面で
しっかりと怒りを感じてもいい、
違和感を訴えてもいい、
不快なものは不快と感じていい、
そして、
それらを言語化し、外に出す。
心が不完全燃焼のまま、ある意味、『感謝』(せねば)、という状態になる方が後々、とても危険な状態になるのでは?と個人的にはかなりモヤモヤと感じていました。
決して著者が伝えたいことを否定している訳ではなく、拝読して、上記のような考えがわいてきた、ということです。
同じ人が同じ書籍を何度も読んでも、その時のその読む人の心の状態や経験してきたこと、経験していることによってまったく違う捉え方が生じることもあるのが読書の面白い所でもありますね🥰
また次回、皆さまとさらに深めていけたらと思っております。
後半は事例検討⑤の初回を。
皆さまとの事例検討、
事例内のちょっとした表現(文脈やキーワード等)に対する感性、感度がとても上がっているな~、そうか~確かにそういう見方もできるかも!と気付かせていただくこともあり。
グループでの事例検討は本当に学びが深いです。
カウンセラーは一生勉強を続けていく活動。
そして、自分の物の見方、他者の見方、自分自身の見方もやわらかくし続けること。
そのためには、こういった事例検討で幅広い捉え方をディスカッションする場に身を置き続けることが大切だな、と常日頃、痛感しております。
本日も皆さまとご一緒に学べましたことに心より感謝して…
また来月もよろしくお願い致します。
024/8/9(金)
東京QOLカウンセラーカレッジ主催
本日は 【毎月第2金曜】
『カウンセラーの見方を養う講座』
受講対象者は
当カレッジ認定心理カウンセラーまたは心理カウンセラーや相談業務経験者など当団体が受講を認めさせていただきました方限定とさせていただいております。
本日も カウンセラーに求められる人間性を深めるため
受講者さんからのご提案いただきました書籍
『ライフ・レッスン』 (角川文庫) 文庫
エリザベス・キューブラー・ロス (著), デヴィッド・ケスラー (著)
を講座内にて使用いたしました。
各自、事前に第4章「喪失のレッスン」をお読みいただき、ご自身の心が動いた箇所を皆さまとシェア。
p.122までとなりましたが
とても有名なキューブラー・ロスのあらゆる喪失(死や身近な失くし物やあらゆる事象等の喪失)の受容過程(悲しみの5段階モデル)を、否認・怒り・取引・抑うつ・受容の5段階にモデル化したものの記載もあり、非常に深い内容の箇所です。(著書「死ぬ瞬間」の中でも提唱)
心に残ったほんの一部の抜粋を…
- いずれすべてのものを失う
- 愛する人でさえ、じつは借り物
- 永久不変のものをみつけることは不可能
- 時間がすべてを癒す
- 死とはたんに肉体をぬぎすてることでしかなかったという気付きである
などなど。
後半は事例検討④を。
独りの見方や見立てではなく、あえて、あらゆる角度から考えてみる。
1つの意見にまとまらないよう、あえて、異なる見方も臆せずに発信しあう。
自分と異なる見方を知り得た時、受容と共感で受け止めることもカウンセラーにとっての訓練でもあります。
カウンセラーは一生勉強を続けていく活動です。
そして、自分の物の見方、他者の見方、自分自身の見方もやわらかくし続けること。
そのためには、こういった事例検討で幅広い捉え方をディスカッションする場に身を置き続けることが大切だな、と常日頃、痛感しております。
また来月もよろしくお願い致します。
本カレッジは、カウンセラーを目指す方もそうでない方にも開かれた場でありたいと思っておりますので支援者以外の方、またはあらゆる役割から解き放たれてご自身の事について語りたい方、個人としてのご自分と向き合いたい方は、ぜひ第4金曜午後の『グループカウンセリング勉強会』へ、と思いますのでご遠慮なくお問合せくださいませ。
【お問い合わせ】
メールtokyoqolcounselor@gmail.com
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ホームページ:https://tokyoqolcounselorcollege.jimdofree.com
メールアドレス:tokyoqolcounselor@gmail.com
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